減価償却の基礎

税理士勉強ゴリラ

簿記論の基礎を勉強し直してるゴリラです

今日は減価償却費の基礎問題を解きました

ただ減価償却と一言で言っても何種類かの方法がありますよね

そこで今回は減価償却の種類と方法についてまとめようと思います

減価償却とは

そもそも減価償却ってなに?

減価償却は固定資産の購入費用を何年かに分けて1年ごとの費用を抑える方法

とゴリラはざっくり覚えています

あとでお話するので用語もしっかり抑えておきましょう

  1. 取得価額・・・買ったときのお値段、建物や備品や構築物などで値段はピンキリ
  2. 残存価額・・・最後まで使い切るといくらくらいの価値が残るか、だいたいゼロか10%残る事が多い
  3. 耐用年数・・・法律で定められるその資産が耐久しうる年数、簿記では建物などは50年のパターンが多い

減価償却はなぜするのか?

たとえば30億円の賃貸用オフィスビルをドカンと購入します

30億円します

これを全額費用計上するとどうなるでしょうか?

おそらく株式会社ゴリラの損益計算書は下みたいな感じになります

売上高10,000,000
売上原価9,000,000
総売上高1,000,000
営業外利益200,000
営業外支出3,000,100,000
経常利益△2,998,900,000

はい、一瞬で赤字に転落です

それまで黒字でも銀行に事業でコケたと思われて融資を受けられなくなる可能性も出てきます

これでは、いけませんよね?

だからこその減価償却!

財務諸表に現状を正しく反映するための減価償却である!

とざっくり覚えましょう。

種類

減価償却にはざっくり2つの方法があります

  1. 定額法
  2. 定率法

です

定額法

定額法は取得価額を耐用年数で割って毎年同じ金額を減価償却費に計上する方法です

たとえば30億円の建物をドカンと購入したとします

残存価額は10%で耐用年数は50年です

30億円、残存価額10%、耐用年数50年

この建物の当期の減価償却費計上額は下の計算式で求めます

3,000,000,000 ✕ 90% = 2,700,000,000
2,700,000,000 ÷ 50 = 54,000,000
5千4百万円

ということで30億円の建物の当期の減価償却費は5千4百万円となりました

株式会社ゴリラの損益計算書に落とし込むと

売上高10,000,000
売上原価9,000,000
総売上高1,000,000
利益200,000
一般管理費54,100,000
経常利益△52,900,000

といった感じで大赤字になりました

結論としては株式会社ゴリラは30億円のオフィスビルは購入してはならない、ということですね

冗談です。

定率法

定率法は毎年の残存価額に同じ割合を掛けてその値を毎年の減価償却費に計上する方法です

よくわかりませんか?

ゴリラも書いててよくわかりませんのでまた計算式を使ってご説明します

たとえば30億円の建物をドカンと購入したとします

今度は条件が少し違います

償却率年25%だとします

償却率とは減価償却費の計算に使う値です

償却率年25%

この建物の1年目の減価償却費は下の式のとおりになります

3,000,000,000 ✕ 25% = 750,000,000

1年目は取得価額に償却率をかけ合わせるだけです

2年目はちょっと複雑です

3,000,000,000 ー 750,000,000 = 2,250,000,000
2,250,000,000 ✕ 25% = 562,500,000

まず1年目の減価償却費を取得価額から引き算して引いた後の値に償却率を掛けます

結果として5億6千2百5十万円が2年目の減価償却費になります

なんともめんどうくさいですね

これがテストに出ると正直イヤです

最後に

今日はこんな感じです

今後もこんな感じの勉強の内容を備忘録的に書き残していこうと思います

何ヶ月か後にゴリラ自身が見てもわかりやすいような書き方をこころがけますので

見にくい読みにくい等あればいつでもご連絡くださいm(_ _)m

宜しくおねがいします

また明日。

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